リテラル
定数値
リテラルとはコード上に直に記述される定数です。
int i = 10;
string s = "literal";
上記の右辺の様に直に値が記述され、値に対応したクラスのインスタンスが返されます。
Riceのリテラルは以下の五種類です。
intリテラル
longリテラル
realリテラル
stringリテラル
boolリテラル
リテラルはインスタンスを返すので、リテラルを経由してメンバを呼び出すことが出来ます。
int length = "ggggg".Length; // 文字列の長さ。
intリテラル
intリテラルは正の整数を直接コードに記述した値です。
その範囲は0からintクラスの最大値(2,147,483,647)までです。
負数のリテラルが必要ならば単項マイナス演算子を使用してください。
intリテラルが上記の範囲を越えている場合は例外がスローされます。
intリテラルは以下の形式です。
一文字目がゼロ以外の数字で、その後にゼロ個以上の数字が続く数値。
123
上記の数値の後に大文字のIが続いたもの。
123I
単独のゼロ。
0
longリテラル
longリテラルは正の整数を直接コードに記述した値です。
その範囲は0からlongクラスの最大値(9,223,372,036,854,775,807)までです。
負数のリテラルが必要ならば単項マイナス演算子を使用してください。
longリテラルが上記の範囲を越えている場合は例外がスローされます。
longリテラルは以下の形式です。
一文字目がゼロ以外の数字で、その後にゼロ個以上の数字が続き、最後に大文字のLが続いたもの。
123L
単独のゼロに大文字のLが続いたもの。
0L
realリテラル
realリテラルは正の実数を直接コードに記述した値です。
その範囲は、おおよそ+5.0e−324 ~ +1.7e308です。
負数のリテラルが必要ならば単項マイナス演算子を使用してください。
realリテラルが最大値を越えている場合は正の無限大として評価され、最小値より小さい場合は0と評価されます。
realリテラルは以下の形式です。
一文字目がゼロ以外の数字で、その後にゼロ個以上の数字、その後にドット、その後に一個以上の数字が続く数値。
123.005
一文字目がゼロで、その後にドット、その後に一個以上の数字が続く数値。
0.005
一文字目がドットで、その後に一個以上の数字が続く数値。
.005
realリテラルでゼロは0.0と表記します。
stringリテラル
stringリテラルは二重引用符で囲まれた二重引用符以外の文字を繰り返す文字列です。
"Other than double quotes"
boolリテラル
boolリテラルは真偽値を直接コードに記述した値です。boolリテラルを表現するためにキーワードtrueとfalse を使います。
true
false