代入文
書式
左辺値
左辺値は代入記号の左辺に置くことができるものです。Riceでは、変数、フィールド、セッタで終わる式、インデクサー演算子で終わる式です。
代入記号 =
左辺値を変更するための記号です。
式
式は左辺値を変更するためのインスタンスを生成します。生成されるインスタンスのクラスは左辺値のクラスと同じでなければなりません。
例外として、範囲の大きな数値クラスへ範囲の小さな数値クラスを代入する場合は、両者のクラスが異なっていても代入できます。
real rr;
rr = 10L; // realへlongを代入。
rr = 10; // realへint を代入。
long ll;
ll = 10; // longへint を代入。
この場合、右辺が返すインスタンスを基に左辺値のクラスのインスタンスが新たに生成されて、それが代入されます。
セミコロン
代入文の終了はセミコロンで表します。
例
1: | class example |
2: | int var1; |
3: | closed setter VarSetter(int val) |
4: | var1 = val; // ♦1 |
5: | es |
6: | open method void someMethod(int arg) |
7: | this.VarSetter = arg; // ♦2 |
8: | list someList = new list("{1, 2, 3}"); |
9: | someList[0] = 4; // ♦3 |
10: | em |
11: | ec |
♦1 : 左辺値はフィールド。
♦2 : 左辺値はセッタで終わる式。
♦3 : 左辺値はインデクサー演算子で終わる式。