クラスの分類

大分類

Riceのクラスは大きく三つに分類される。


基本クラス

ユーザ定義クラス

組み込みクラス


基本クラスはRiceが定義したクラス。

ユーザ定義クラスはユーザが定義したクラス。

組み込みクラスはそれ以外のクラス。

基本クラス

基本クラスはRiceが定義したクラスである。全てのRiceソースコードで利用可能である。

基本クラスは、


int

long

real

bool

string

rice

proxy

pair

list

dictionary

queue

stack

error

void

dummy


int,long,real,bool,stringは、値を表現するクラスである。

riceはRice自身を操作するクラスである。

proxy,pairは型を隠蔽するクラスである。

list,dictionary,queue,stackはコレクションを表現するクラスである。

errorは例外を表現するクラスである。

void,dummyはRiceの実装内部で使用されるクラスである。

ユーザ定義クラス

ユーザ定義クラスはアプリケーションの利用者がRice言語で記述したクラスである。

ユーザ定義クラスはそれが定義されたRiceインタープリター内でのみ有効であり、Rice全体で共有されない。

組み込みクラス

組み込みクラスは基本クラスとユーザ定義クラス以外のクラスである。

例えば、


アプリケーション開発時に静的に組み込まれたクラス。

アプリケーション実行時に動的に組み込まれたクラス。

Riceプログラムで動的に組み込まれたクラス。


組み込みクラスは組み込まれた直後からRice全体で共有される。

Copyright © Rice All rights reserved.