外部ソースコードの読み込み
import命令
外部ファイルから命令の位置にソースコードを抽出する。import命令はクラス定義の外ならば、ソースファイルのどこでも使用できる。命令の順序と数に制限はない。
形式は次のとおりである。
import "ファイルパス"
ファイルパスで外部ファイルの場所を指定する。import命令でファイルパスを指定するための三つの方法がある。
絶対パス指定
相対パス指定
拡張相対パス指定
絶対パス指定
絶対パス指定は、ファイルシステムの最上位階層を起点としてファイルの位置を記述する方法である。
Windowsのファイルシステムでは、最上位階層はドライブ名なので、以下のようになる。
"C:\Users\YourName\Documents\Rice\souce\sample.88"
Windowsの標準的なパス指定法である。説明は割愛する。
相対パス指定
相対パス指定は、カレントディレクトリからのファイルの位置を記述する方法である。
Windowsのファイルシステムでは、ドットが指定するための記号なので、以下のようになる。
".\sample.88"
"..\source\sample.88"
Windowsの標準的なパス指定法である。説明は割愛する。
拡張相対パス指定
拡張相対パス指定は、現在のソースファイルからのファイルの位置を記述する方法である。
拡張相対パス指定では、@が指定するための記号なので、以下のようになる。
"@\sample.88"
"@@\source\sample.88"
単一の@は、現在のソースファイルが置かれているディレクトリを表す。
二重の@は、現在のソースファイルが置かれているディレクトリの親ディレクトリを表す。
二重の@は、任意の数を繰り返すことが出来る。例えば、"@@\@@\..."は、親ディレクトリの親ディレクトリを表す。
@の使い方は相対パス指定のドットと同じである。説明は割愛する。