Cookerの概要

はじめに

Cookerは、"Webオートメーション"や"Webスクレイピング"といった分野に分類されるソフトウェアです。外部からWebページを直接操作することを目的としています。

ページ操作のためにブラウザのJavaScript環境を利用します。Cookerを使うと、Webページに対して外部から任意のJavaScriptを実行させることができます。

更に、JavaScriptの実行結果がローカル環境に返されます。通常、ブラウザはローカル環境と切り離されていますが、Cookerがそれらを橋渡しします。


検索ワードを入力して検索を開始することを想像してみてください。

Cooker なら検索を自動化することが出来ます。検索結果を使ってサイトを巡回することができます。巡回先のページにある情報を取り出すことも出来ます。

想像してみてください。可能性は無限大です。


目次:


Cookerとは?

動作環境

ブラウザ互換性

ポータブル

オープンソース

文字エンコード

Cookerとは?

Cookerは、Windows OS の .NET Framework上で動作するアプリケーションです。ブラウザとローカル環境を結びつけることを目的にしています。


Cookerは、二ペインのウインドウを持ちます。それぞれのペインに Microsoft Edge 互換ブラウザを備えて、そのブラウザ上でJavaScriptの実行を制御します。



JavaScriptは広く知られた実績のある言語です。インターネット上にはJavaScriptのソフトウエア資産が大量に存在します。その中には、あなたのプロジェクトを助けるものがあるはずです。

Cookerは、これらの資産をプロジェクトに取り込むための様々な機能を備えています。


インターネットには情報が溢れています。しかし、情報がブラウザで分離されていては価値がありません。情報の価値を創造するために、Cookerにはライス言語が組み込まれています。

Rice言語は、C#で実装された .NET Frameworkアプリケーションのためのモジュール指向のスクリプト言語です。Cooker では、JavaScriptの実行を統制して、実行結果をローカル環境で操作するために使用されます。

Riceは、クラスという形で .NET Framework のソフトウエア資産を利用しています。動的なクラス追加にも対応していますので、JavaScriptのように、.NET Framework のソフトウエア資産もプロジェクトで利用できます。




動作環境

Cooker ver 3.0.1.0 は、Windows OS 上の .NET Framework で実行されるアプリケーションです。その実行には、.NET Framework Ver 4.7.2 以上が必要です。

Cooker ver 3.0.1.0 には、x86 32ビット版と x64 64ビット版があります。ご使用の OS に合わせて、適切な版をお使い下さい。

ダウンロードは、ダウンロードページからお願いします。

ブラウザ互換性

Cooker ver 3.0.1.0 は、HTMLレンダリングエンジンとして Microsoft.WebView2 Evergreen ランタイムを使用しています。Microsoft Edge 互換のブラウザとして動作します。

実行ディレクトリ内に必要なファイルを全て持っています。あなたの環境にインストールされている Microsoft Edge に依存しないことに注意して下さい。

ポータブル

実行に必要なすべてのファイルは、Cookerの実行ディレクトリに含まれています。更に、レジストリも使用していません。そのため、Cooker は、完全にポータブルなアプリケーションになっています。

設定違いのCookerが必要な場合は、実行ディレクトリの複製を作成してください。それぞれが別個の Cooker として機能します。

オープンソース

Cooker は、オープンソースのプロジェクトです。Microsoft Visual Studio 2019 のソリューションとして公開されています。

ダウンロードは、ダウンロードページからお願いします。

文字エンコード

Rice言語のソースコードは、UTF-8 でエンコーディングされなければなりません。

異なるエンコードが混在すると、予期せぬ文字化けなどが発生する可能性があります。テキストファイルやJavaScriptコードなど Riceで扱う文字類は、UTF-8 エンコーディングで統一することをお勧めします。


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